バイオ素材のGenomaticaがナイロン加工のAquafilとの提携し再生可能な消費者製品生産

TechCrunch Japan

バイオ素材の製造技術を開発しているGenomaticaと、ナイロン素材を大量生産しているAquafilが、新たなデモンストレーション用施設で提携した。この動きは消費者向け包装製品の持続可能性という世界的な問題に、大きな意味を持つかもしれない。

ナイロン6は、歯ブラシの毛やパンティストッキングや、カーペットのような産業素材、その他の丈夫さを要求されるファブリックなど、あらゆるものに使われている。

しかしGenomaticaの素材を使えば、再生可能な製品を開発可能になる。多くの企業がクリーンなサプライチェーンと製品寿命が尽きても環境にネガティブな結果をもたらさない製品を求めている中で、そんな市場に送り出すにふさわしい商品を作れるだろう。

両社の契約はGenomaticaの生産能力を50倍にし、同社の能力を大きく拡張する。

繊維産業は9600億ドル(約99兆6000億円)のビジネスで、世界最大の汚染源の1つでもある。その害は、化学的処置と温室効果ガスの排出の両面にある。世界経済フォーラムが引用しているデータによると、繊維産業は毎年、12億トンの二酸化炭素を排出し、自動車産業と肩を並べている。業界のデータによると、ナイロンの製造だけでも年間に約6000万トンの温室効果ガスを排出している。

ヨーロッパの企業であるAquafilとの複数年の協定により、両社の既存の関係が拡張される。2020年始めに両社は、バイオナイロン6の前身となる素材の最初の1トンをパイロット事業で作った。今回はそれが、パイロットからデモンストレーションスケールに移行し、Genomaticaは数社のブランドに製品を供給できるまでに前進する。

その中の1社である衣料品メーカーのFar Eastern New Centuryは、Genomaticaの製品を同社の衣料に使っている。同社によると現在は、その他のパートナーシップの確立にも努めているという。

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Genomaticaを支えるのはCasdin CapitalとViking Global Investorsで、後者はいまでもGenomaticaの最大の株主だ。また有機体工学のGinkgo Bioworksともパートナーしている。

「バイオナイロンは、今何百万種類もの応用製品に使われている素材をリプレースできる。私たちの調査によると(Genomaticaリリース)、現在、健康と経済の両面で大混乱があるにもかかわらず、米国民は依然として持続可能性を優先している。米国民という大きなスケールで私たちはブランドパートナーたちに、持続可能性という目標を満たす重要な方法を提供し、彼ら自身を他社と差別化して、盛り上がっている消費者の要求に応えることができる」とGenomaticaのCEOであるChristophe Schilling(クリストフ・シリング)氏は語る。。

Aquafilはいま、プラントをスロベニアに作っている。そこでGenomaticaのバイオ素材の前身的素材を、バイオナイロン6の糸や、フィルム、工業用プラスチックなどに変換する。

カテゴリー:EnviroTech
タグ:Genomatica、Aquafil、ファッション、持続可能性

画像クレジット:Getty Images under a GraphicaArtis license.

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(翻訳:iwatani、a..k.a. hiwa

Source: TechCrunch Japan

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